前回のコラムで「鳥さんとカメさんを迎えようか迷っている話」を書きましたが、そのあとほどなくして、オカメインコさんとの出会いがありました。そして先週、そのオカメインコさんを病院にお迎えしました。
前のコラムにも書きましたが、鳥さんを迎えたいとはずっと思っていて、ほぼ決意を固めつつあったのですけど、最後「この子にしよう」と決めるときの、決め手ってなんだろう??と、また、悶々と迷っていました。
何をもって「この子」と決めるんだろう、羽の色?性別?はたまた週齢?ペットショップで元気に鳴いているとか、逆に大人しいとか、・・・・・・なんだろう?
ですが、実際、決めたのは、その子を見た瞬間「あっ、この子」と思ったから、でした。
ペットショップでたくさんオカメインコを見てきて、なんかもうどれも同じに見える・・・くらいに思って迷っていたのに、結局は第一印象、それもほぼ「一目惚れ」。これまであまり一目惚れって信じてなかったのですけど、ああーやっぱり、こういうこともあるんだなあ・・・と、妙に納得しました。
初めて病院に来た日は、ひどく緊張して、温度は大丈夫かとか、餌は食べているかとか、ひっきりなしに様子を伺い、・・・しかし、向こうも警戒して、二日くらいご飯を食べてくれず、
これはもう、一度ショップに戻って体調を整えたほうがよさそうだ・・・と思った三日目から、急に餌をついばみ始め、それ以降はとても元気です。
毎日観察していますが、やっぱり犬猫とは全然違うなあ・・・と思うのが、まず最初、まだ新しい場所に慣れない間は、あまりこちらが心配して様子を見すぎると逆効果だということ。
セミナーなどでも、鳥の看護について「弱った鳥はたびたび見てはいけない。安心できる場所でそっとしておく」と習うのですけど、犬猫と違って「様子を見られる」ということにとても敏感です。やはりそのあたりは、被捕食動物の特徴なのでしょうか。
できるだけ構わずに、毎日決まったスケジュールで掃除や餌やりなどをするのが、とても安心するようで、そして慣れてくると、向こうから構ってもらうために鳴き出したり、近寄ってきたりして、それが構ってもいいサインのようです。
それから、餌を食べるタイミングも独特で、構ってもらったり気になる対象がいたりしたときに、テンションがあがって、その勢いでバクバク食べたりします。逆にじっとしているときは、しばらく食べないことも。飲水も同様です。
一日の体内時計も、規則正しく動いているようで、病院を閉めるころにはもう寝ていますし、朝は元気いっぱいに鳴いています。
名前は「おたまちゃん」です。
これから、めいっぱい可愛がって、観察もして、オカメインコについての知識を深めていきたいですし、
中型インコのハンドリングの練習も兼ねて、オカメインコをお迎えしたのですが、保定はまだ全然うまくできず、体重測定の度に流血の危機なので、それも日々精進です。
またちょくちょくブログにも登場してもらいたいと思っていますので、これからよろしくお願いします。
病院に遊びに来てくれたスタッフのオウム、コバタンさんとツーショット。
全く他の鳥を怖がらず、病院の患者さんの犬猫にも興味津々です。看板鳥としての素質がありそうです。
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