先日、保護施設ハッピーハウスさんの運動会に行ってきました。
公益社団法人 日本アニマルトラスト(ハッピーハウス)
出張トレーニングに行かしてもらっている、お友達のワンちゃんが、ハッピーハウスさんの出身でもあり、
毎年、一緒に参加させてもらっています。
この子、テンテンちゃん(♀)は、母子3匹で道路につながれており保護されたそうです。
いつも、運動会では、母犬ちゃん、兄弟犬ちゃんと再会できたり、当時、お世話になったスタッフの方々に
名前を呼んでもらったり、同窓会のように素敵なひと時となります。
敷地に入ると、お店や露店も出ていて、賑やかな会場となっています。
今年は、焼きそば、からあげ、おにぎり、を食べ、ホットコーヒーを飲みました。
ほとんどが皆さん、ボランティアでお手伝いに来られている方ばかりです。
可愛いグッズの販売や、占いの方も来られていました。
すべて、寄付になるそうです。
私は、フェイスタオルと、ヘアゴムを購入、
お散歩バックは、お友達が買ってくれていました。どれも可愛い~
アジリティチックな競技会場
ここで、たくさんのワンちゃんがエントリーし、タイムを競います。
競技中は、応援することに必死で、残念ながら、うまく写真が撮れず、、、スミマセン
競技が終了後、スタッフさんと保護ワンちゃんによるドッグダンスを披露してくれました。
ドッグダンスをしてくれたのは、トイプードルちゃん、だったのですが、
保護当時は、まったく触ることの出来ないほどの、噛み犬、だったそうです。
元の飼い主はマンションの一室で、つなぎっぱなしの放置、いわゆる、ネグレクト飼育の子だったそうな、、、
見かねた近隣の方の通報により、保護できたそうです。
触れないほどの噛み犬になってしまう過程はいろいろありますが、
その子は、マンションの密室の中で、孤独と恐怖の日々を過ごしていたのだと思います。
本当に可哀そう。。。
担当トレーナーさんは、まず、その子の寂しい心と、人間が怖くて仕方なかった氷ついた心を溶かしてあげ、
人間の手は怖くない、ということを愛情で実感してもらうことから始まったはずですが、
それが、どれだけ大変な日々だっただろうと、頭が下がる思いです。
『一緒にドッグダンスが出来るまでになった、この日を迎えられた事がとても嬉しいです』
と涙ながらに言っておられましたが、
本当に、とても楽しそうに生き生きと、トレーナーさんと一緒に演技し、
信頼の眼差しを送っている姿を見ていたら、
本当に頑張ったなぁ、、、って感動でこみあげてきて、またまた、写真を撮り損ねてしまいました(*_*;
テンテンちゃんは、第三者のように応援側にまわっていますが、
いつかは、ドッグダンスを教えようと企んでいます。
保護された時から、今もまだフィラリア陽性なこともあり、パニックになるとすぐに、
ハァハァと呼吸が荒くなるので、少しずつ、ゆっくりとトレーニングをしていますが、
テンテンちゃんの身体能力は、ボーダーコリー並みなので、はれて、フィラリア親虫が
いなくなったあかつきには、ドッグダンスデビューです。
敷地内、すべては写真に撮れなかったですが、いくつか紹介させてもらいます。
【ふれあい広場(小型犬)】
【猫舎】
ニワトリもいました。。。。そういえば、前回伺った時は、シカも保護されてました
【中型~大型犬舎】(こんな感じの部屋が20部屋以上あります)
被災したワンちゃんもいました。大好きな飼い主さんと離れ離れになって辛いだろうなぁ
フレンドリーな子は、近くまで来てくれます
他にも、シニア棟や入院棟、治療設備、オペ設備、トリミング室などもあります。
ここに来ると、毎回、たくさんのワンちゃん、猫ちゃん、動物と出会い、
私自身、多くの気づきと、心が洗われるような時間を過ごして帰宅します。
普段の施設見学は、お電話で予約のうえですが、スタッフの方が丁寧に案内をして下さいますので、
もし機会がありましたら、
ここにも、家族を待っているワンちゃん、猫ちゃんがたくさんいること、思い出してあげて下さい。
動物看護師 石原
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