おがたま動物病院院長の、緒方麻衣子と申します。
2016年4月、おがたま動物病院を開院いたしました。
2017年10月、ホームページを開設いたしました。
「誠実・誠意」をモットーに、
動物と飼主の皆様が健康で幸せな生活を送るお手伝いをさせていただきたいと考えております。
私が獣医を目指すようになったのは、本当に小さいころからで、
そのきっかけももう覚えていないくらいなんですが、
とにかく獣医になりたくて、何とか大学に入れたところまではよかったのですけれども、
「獣医とは何か?」「獣医という仕事を通して私にできることは何か?」と
「獣医になってからその先」のことを、自分自身に問いかけるようになったのは、恥ずかしながら、大学に入った後のことです。
獣医の仕事は多岐にわたり、
臨床はもちろんですが、公務員や企業に入って仕事をされる方も大勢いらっしゃいますし、
研究に従事される方も多くいらっしゃいます。
卒業後の進路をどのように取るか、ということは、私がずっと迷ってきたところで、
最初、臨床の仕事に就いたときも、迷いながらの選択でした。
臨床の仕事を続ける間、もうやめようと思ったことも何度もありました。
そのたびに、もう少し、と思いながら、仕事を続けるうち、徐々に、いつの間にか
この仕事をやめられなくなっている自分に気づいた、というのが、正直な気持ちです。
動物たちの体を少しでも楽にするために努力すること、
そして、飼主の皆様の心を少しでも楽にするために努力すること、
この仕事が、大変なことも多いけれど、とても楽しく、やりがいがあるということに
いつの間にか私自身が魅了され、
それに、獣医学、生物学としての学問の奥深さ、面白さが加わって、
この仕事をやりきりたい、やりきるための場所を作りたいと思うようになり、
動物病院の開院に至りました。
開院にあたって、これまで働いてきた職場の院長や同僚の皆様、
私にいろんな知恵を授けてくれ、癒してくれる友人たち、お知り合いの皆様、
生活をともにする家族、遠くから支えてくれる家族や親族の皆様、
病院を建ててくれた業者の皆様、機械や薬を入れてくれた業者の皆様、
そして、癒しと激励を与えてくれる、今まで出会ってきた動物たち。
たくさんの人や動物たちに支えられてここまで来たな、と実感しています。
これからもきっとたくさんの人や動物たちに支えられていくのだろうし、
それは本当に幸せなことなのだと思います。
せめてもの恩返しで、私も少しでも多くの人や動物たちの助けになりたいと考えています。
病院のモットーを何にしようかと考えたときに、
誠実、誠意という言葉がまず浮かびました。
「誠実」と「誠意」は、同じような意味かと最初思いましたが、
よく調べると、わずかに違いがあるようです。
「誠実」とは、真心をもって人や物事に対すること、
「誠意」とは、誠実な気持ち。
気持ちは伝える努力をしなければ伝わらない、ということは
私がいつも、反省も込めて思い返す事柄です。
真心を持ち、さらにその真心を伝える努力をしたいと考えています。
「継続は力なり」という言葉も、好きな言葉です。
これから少しずつでも、前に進んでいって、
少しでも多くの動物たちと飼主の皆様が幸せに暮らせますよう、お手伝いをしたいと考えておりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
緒方(伊藤)麻衣子